ラスベガスメスキート半生中継 IX

2004年4月29日〜5月4日(5泊7日・帰国は5日)

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3日目−1:メスキート?

 車で15号線を北に向かって1時間強も行くと、ユタ州との州境付近の街、メスキート(Mesquite)に

到着します。今日は、kankonさんに誘われててんりょうさんを加えた3人でこの地にやってまいり

ました。ここには4軒のカジノホテルがあるとのことですが、さすがにラスベガスの中心地とは違い、

巨大な建造物が立ち並んでいると言うわけではありません。それでもカジノ自体はある程度の

規模を保っており、テーブルゲームもそれなりに充実しているところなどは、多くの先住民カジノとは

一線を画す、さすがネバダのカジノという感じです。

 

 その4軒のカジノのうちの1軒、「オアシス」の屋号は、つい半年か、古くとも1年くらい前までは、

「Si Redd's Oasis Hotel」と名乗っていたはずで、今でも「Si Redd's oasis」でgoogle検索すると、

500件近いヒットがあります。

 

 さて、ではこの「Si Redd」とは何者かと言うと、世界一のゲーミング機メーカーであるIGT社の

創始者で、ビデオポーカーの父と呼ばれ、自身の事を「世界一ラッキーな男」と評し、ワタクシに

ビデオポーカーの歴史に関する曖昧な記憶の断片」で話のタネにされた直後の昨年10月に

91歳で逝去された、あの「サイ・レッド」さんであります。

 

 この人に多少なりとも興味を示すような物好きは、日本にはワタシの他にはkankonさんとあと

ホンの数えるほどしかいないんじゃないかと思いますが、そのごく珍しい人間が二人一緒に

ラスベガスにいたとなれば、今回のこの行動はいつかは起きる事でありました。で、これがその

「オアシス」の入り口であります。

 

 昼の1時過ぎ頃に到着した我々は、ざっとカジノ内を見渡した後に少し遅い昼食を取ることにして、

「ガーデンカフェ」に入り、毎度恒例のS&Eを注文してみました。

The Garden Cafe (Oasis Mesquite)

Gambler's Special

$5.95

   

ステーキ

★★★★・

たまご

★★★★・

ジャガイモ

★★★★★

トースト

★★★★・

総合

★★★★

 前日訪れたゴールデンゲートのS&Eが素晴らしすぎたので、これを超える感動は今後そう簡単には出会えまいなあと思っていたのに、今回出会ったこのS&Eもそれに負けず劣らず素晴らしいものだった。

 肉の厚みが僅かに不足気味であることを除けば、受ける印象と個々の評価はゴールデンゲートのS&Eに大変近い。肉質はむしろ上回っているくらいだし、焼き具合も限りなくレアに近いミディアムレアで、職人がいるのではないかとさえ思わせられた。カフェで提供する客寄せメニューと言う位置づけのステーキとしては最もおいしいもののひとつと言ってよい。

 付け合せもレベルが高い。ソフトに仕上がったたまごはもちろんだが、やはり表面がサックリと砕けるハッシュドブラウンはとてもおいしい。

 さらに、$5.95というこのS&Eには「ギャンブラーズ・スペシャル」と言う呼称が与えられているが、これは深夜帯限定メニューを意味する「グレイブヤードスペシャル」のことではない。24時間、この価格で提供されているメニューである。実に天晴れである。

 これだけ褒めちぎっているにもかかわらず総合評価で満点が付かないのは、メスキートという立地のせいであって、S&Eそのものの責任ではない。もし、これがストラトスフィアで提供されていたら、ワタシはきっとホテルから出ないで1日4食、このS&Eを食べ続けてしまうかもしれない。そう考えると、定宿のカフェがあまり見るべきものがないと言うのは、むしろ幸いなのかもしれない。

 

3日目−2:本日のゲーム

 さて、食事を終えた我々は、オアシスのカジノで少し遊ぶ事にいたしました。ただここは、かつて

VPの父の名を冠していたカジノの割りにはビデオポーカーはテリボーっぽかったように思います。

しかし、ライブゲームのミニマムは総じて安く、クラップスにあっては

 

週末だというのにミニマム$2のX10オッズ

 

とも聞けば、

 

強欲な泥棒のような顔でにやけてしまうのは人としてやむをえない

 

事でありましょう。と、言うわけで、我々三人はクラップスのテーブルに付きました。

 

 バイインした直後はどちらかと言うとコールドな場だったのですが、ワタシにシューターの順番が

回って来てから、状況は一転しました。実はワタシは、最近7を出さない投法(*)と言う

ものを会得しつつあり、テーブルの反対側でドンパスに大きく張っていたおっさんに短時間で

結構な傷を負わせて退散させた後もポイントを出し続け、結局30分ほども投げ続けた頃、魔が

さして集中が甘くなった一瞬にセブンナウトしてしまいましたが、そのときには

 

バイインした$100が5倍に

 

増えていたのでした。大勝利であります。こうして、ワタシはメスキートでは良い思いでばかりを

残してくる事になりました。(*)=おやじ理論

 

3日目−3:その他のメスキート

 メスキートには他にオアシスと同系列が疑われるカサブランカ、そしてバージンリバー、ユーレカと

いう3軒のカジノホテルがあります。見たところいずれもオアシスと似たような規模で、ゲームの

ミニマムもどこかが際立って高いなどと言う事もなかったようでした。

ユーレカ

 

 ユーレカでは、クラップスをディーラー二人だけでオペレートしているところを見かけました。通常、

クラップスは、ディーラー二人に、サイコロを読み上げてかき集めるスティックマン、それに全体を

監視するボックスマンを加えた4人で動かされることが一般的ですが、この時は客が少なかった

せいか、これでも問題はなかったようです。でもまさかピーク時でもあの体制でやってる・・・ わけは

ないですよね、きっと。

バージンリバー

バージンリバーのボウリング場(左)とビンゴホール(右)

 

 バージンリバーには、ビンゴホールとボウリング場がありました。ボウリングは24レーンで、日本の

ボウリング場とあまり変わらない規模でしたが、週末のせいか結構盛況で、マイボウラーも随分

いました。でも、あまりお上手と思えるプレイヤーは、今回は残念ながら見当たりませんでした。

 

(2004.05.13)

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