ニッポンの

スロットマシン

 

1:序

 

 

 先日、縁あって、パチンコパチスロ産業フェアというトレーディングショウに行ってまいりした。

このショウは、2年に一度行われる7号業界(注1)のお祭です。

 

 

昨年のこの業界の市場規模は、貸し玉・貸しメダルのレベルで28兆円もあったとのことで、

これはGDPの5%に相当するのだそうです。

それでも、ピーク時に比較するとずいぶん低い数字らしく、

その意味で「たいへん厳しい」などという業界団体幹部の発言を業界紙に見つけたりして、

なんとなく釈然としない印象を得たりしておりました。

あんたら、どこか狂ってないか?

 

 

 ところで、「パチスロ」というゲームは、法律の上では回胴式遊技機と言う言葉で示されますが、

業界の古い人の中には、同じものを「オリンピアマシン」と呼ぶ人もいるようです。

あるいは、ごく一時期ですが、「アメリカンパチンコ」もしくは「アメパチ」などと称されていた時期が

あったようにも記憶しています。

 

 

 形態的にはどう見てもスロットマシンの一種にしか見えないパチスロを、素直にスロットマシン

呼ばないのは、「これ(パチスロ)はギャンブルではないので、ギャンブル機であるスロットマシンと

いう呼称を与えるのは不適当である」という理屈があったのではないかと想像しています。

 

 

とは言え、一般の人々の中には、パチスロを「スロット」と呼ぶ人も珍しくありません。

また、発生から進化の過程を見ていくと、そこにはまちがいなく

ギャンブル機としてのスロットマシンからの影響を見る事ができます。

 

 

ので、ここはひとつ業界や監督官庁である警察の思惑はとりあえずおいといて、

敢えてパチスロをスロットマシンの一種と認識して語って行ってみようと思います。

 

 

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(注1)7号業界:パチンコ・パチスロの店は、風俗営業適正化法(本当はもっと長ったらしい名称)の

中では、「第7号営業」に分類されています。ここでは、これに倣い、「7号=パチンコ・パチスロ店、

またはそれに関連する事物(遊技機など)」とします。参考までに、第1号から第6号営業までは

料飲関係、それに第8号営業はゲームセンターとなっています。一般に言われる「フーゾク営業」は、

この法律の中では「性風俗特殊営業」に分類されており、峻別されています。

 

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