ラスベガス半生中継XVI

2006年11月11日〜11月18日(6泊8日)

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第3日目-2-1:ニュー・フロンティア

 1946年にバグジー・シーゲルによって「フラミンゴ」がオープンしたとされるストーリーは有名ですが、ニュー・フロンティアはそれよりも早い1942年にオープンした「ラスト・フロンティア」をルーツとしています。その前年の1941年には、ストリップ沿い初のホテルとして「エル・ランチョ」がオープンしていますが、こちらは既に取り壊されているので、ニュー・フロンティアは、たぶん現存するストリップ沿いホテルの中で最古の遺伝子を持ったホテルと言えます。

 そのような伝統ある老舗も、1年半ほど前までは、「にぎやかな光が殆ど届かなくなった商店街の一番はずれのそのまたはずれ」に相当する場所で、「ファッションショーモールの隣にあるアレ」として辛うじてその存在が認知されているという印象でした。

 しかし、昨年、向かいにウィン・ラスベガスがオープンしてからというもの、この一帯は急激に活発な地域となったので、俄然注目も集まるようになるのではないかと期待したのですが、にもかかわらず、ニュー・フロンティアは、今年いっぱいくらいでその歴史を閉じる決断をしていました。老舗好きなワタシとしては、かねてよりいつかは泊まらなければならないホテルのひとつに指定していたのですが、こうなってしまったら、今回の宿はもう否も応も無くニュー・フロンティアに決定しなければなりません。

 部屋の予約は、「トラベルワーム」という格安予約サイトを通じて行いました。なぜならば、トラベルワームは、「今ならアトリウム・スイートに無料アップグレード」というキャンペーンを行っていたのです。ただまあ、スイートとかゆっても、どうせたいしたものではあるまいと高を括っていた部屋の様子は、このような感じでした(広い部屋なので、普段よりもたくさん写真を撮らなくてはなりませんでした)。

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1-3:「アトリウム・スイート」と言うだけあって、吹き抜けです。でもなんだか、マンションのようです。」
4-6:順に、ドア、ドアを開けたところ、中に一歩入ったところ。部屋の突き当たりに、ベッドルームに続く入り口が見えます。
7-8:入って右手にはソファー、その向かいにはTVと冷蔵庫、丸テーブル、それにシンクがありました。
9:丸テーブル。脚がすこしぐらつきました。
10:シンク。謎の水漏れがあり、タオルで吸い取っていました。
11:部屋の中からドアを見たところ。カーテンは開けて、窓が出ています。この状態だと、外から中が丸見えになります。
12:ベッドルームに入ったところ。ここだけでも充分広く見えます。
13-15:ベッドルームを一回り。写真15では、リビングに続く入り口が見え、その右手には洗面台がありました。
16:ベッドルームの洗面台のアップ。
17:リビングとベッドルームの間の左右は、クロゼットとバスルームになっています。これはクロゼット側。
18:クロゼットの反対側はバスルーム。
19-22:バスルームの中。バスタブは大きいが、底にひびが入っていて、いかにも古そうに見えました。
23:アメニティ。たいしたものはありませんでした。

 リビングとベッドルームは、それぞれが他のホテルのスタンダードルーム程度の広さがあって、一人で宿泊するのが勿体無いと思うくらいです。また、バスタブも大きく、ゆったりしています。冷蔵庫やシンクが付いているのも、いざと言うとき役に立ちそうです。

 ただ、古いバスタブの底がひび割れていたり、シンクからは謎の水漏れがあったり、電話機のダイヤル周辺に張り付いているべき電話の使い方が無くなっていたり、「DON'T DISTURB」の札がなかったり、アメニティは最低限だったりと、至らない点が少なからずあったことも事実です。

 そうは言っても、この立地、この広さ、そしてこの値段であれば、リピーターにとっては利用価値の非常に高いホテルと言えましょう。もっと早く知っていれば、定宿にしてしまっていたかもしれません。いや、もし、取り壊されていなければ、きっと来年もここを第一候補として検討する状況があったことでしょう。ここ数年、年を追うごとに失われて行く古きよきラスベガスの景観と伝統がなくなってしまうのは、本当に残念なことです。取り壊し後は、2750室(ミラージ、パリスと同程度)、大観覧車を備える「マントロウ・リゾート」という名の新しいカジノホテルが建設され、2009年にオープンする予定だそうです。

第3日目-2-2:本日の夕ごはん

 今日は、ラスベガスに行くたびに会っている現地の友人、MイクとMやこ夫妻及び会社の仲間数人と、エクスカリバーの階上にあるプライムリブのレストラン、「サー・ガラハード」でごはんをいただきました。このレストランは、過去に2度来ていますが、カービングワゴンをテーブルの脇まで引っ張ってきて、目の前で大きな肉の塊からオーダーした大きさの肉を切り出してサーブするのがなかなか見ごたえがあって、好きな店なのでした。

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24:16オンス(1ポンド)のキングスカット。ウェイターは、「ドラゴンの吐く炎でじっくり時間をかけて調理した特別なプライムリブ」と説明してくれました。上に乗っているのはデニッシュのようなパンですが、以前はこんなものはなかったと思います。これはこれでおいしいので許せますが。

25:キングスカットを横から見たところ。いつ見ても、惚れ惚れする厚みです。

26:何とか言うデザートを注文すると、テーブルサイドまで材料とコンロを持ってきて、その場で作ってくれます。フライパンの上でたびたび炎が上がる、ダイナミックなデザートです。

27:出来上がったデザート。アイスクリームに生クリームを乗せて、各種の酒で煮たダークチェリーがゴロゴロ入っています。しかし、酒のアルコールがずいぶん残っており、車の運転をしなければならないワタシは全部食べるわけには行きませんでした。

(2006.11.30)

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