なぞのXの世界遺産の旅
第3日目(7月16日(日))その2
■世界遺産撮影・第2ラウンド
世界遺産の前に到着すると、なにやら脚立などを積んだトラックが閉鎖された店の前に停車していました。ワタシは彼らからずっと離れたところに車を停め、昨日は撮らなかったアングルから写真を撮っておりました。
通りの向かいから遠景を撮影。世界遺産の背後にはコンベンションセンター、北側にアトランティスが見える。
背後に見えるレストランから遠いところに車を停め、昨日は撮影しなかった、右手に見えるフェンスの中を撮影しました。
車の近くから、ヴァージニア通りを臨む。レストランは左手にある。
上段とは逆に、ヴァージニア通り側から見た図。今度は逆に、レストランは右手になる。
と、これらのような写真を撮っていると、入り口で作業をしている男たちのもとに、1台の別の車がやってきて、中から二人の男性が降りて来ました。
今のワタシは、閉鎖されている店の駐車場に車を停めて、なにやら写真を撮影している、とても不審な人物です。怪しまれるのを恐れて、こちらから挨拶をしておいた方が良いかと思い、その車の方に近づいて行くと、今車から降りてきた男のうち、かなり高齢の方の男性が、ワタシの姿を認め、こちらにゆっくりとした様子で近寄ろうとしました。
ありゃ?
その彼を見た時、ワタシの脳裏に閃くものがありました。 よもやまさか?
ワタシはおずおずと話しかけてみました。
ワタシ「あー、えくすきゅーずみー。 あー ゆー、 みすたー、 フェイ?」
男性「Yes.」
どひゃー!!
ままままままさか歴史上の人物の孫に直接お会いできてしまうとは。しかし、情けない事に、英語が出てきません。やっとの思いで、ワタシはニッポンのスロットマシンファンであるが、この店が売りに出されていると聞いて急いでニッポンからやってきたと伝えました。
英語がおぼつかない異国からの突然の客に、フェイ氏は微笑がちに応えてくれました。彼ほどの人であれば、このような経験はさほど珍しい事ではないのかもしれません。少し慣れてきたワタシは、レストランと、更に大事な、このレストランに展示されていた貴重な古いスロットマシンの今後について聞いてみました。フェイ氏の答えは、
・レストランは廃業する。跡地は背後のコンベンションセンターの駐車場になる。
・スロットマシンのコレクションは、カーソンシティの博物館に移される。
とのことでした。ということは、そう遠くない将来、カーソンシティに行かなければならなくなりそうです。あとで調べたところでは、カーソンシティとは、リノから南へ車で1時間か1時間半ほどのところにあるようです。
ワタシは最後に意を決して、フェイ氏の写真を撮らせていただけないかとお願いしたところ、フェイ氏は快く承諾してくださいました。
フェイ氏は有名人ですので、いまさら顔を隠す必要も無いかもしれませんが、念のためこのような形での公開とさせていただきます。
そしてもう一枚、記念写真を。
(06.07.23)
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