なぞのXの世界遺産の旅
第3日目(7月16日(日))その3〜翌日の帰国まで
■ペッパーミルのS&E
思いがけずフェイ氏と遭遇することができ、、高い費用をかけて飛んできた甲斐があったと言うものです。これはきっと、神様が、常日頃幸運と言う言葉からは最も縁遠いところにいる者の一人でいるワタシを憐れんで、ここでちょっと埋め合わせをしてやるかと取り計らってくれたのでしょう。
ひときわ思い出深くなった(しかしいずれ取り壊される運命にある)世界遺産を後にすると、そろそろお昼ごはんを考えても良い時間になっておりました。そこでワタシは、今回はペッパーミルのカフェに行く事にいたしました。
実は、ペッパーミルと言うと、ラスベガスのストリップ沿いにも同名の、そして同じロゴマークのカフェレストランがあり、昨年の9月に一度行っております(半生中継XIII第7日目その1参照)。これは一体どういうことかと以前より多少謎に思っていたので、こちらのカフェも覗いてみる事にしたのです。
この、昔、テレビや映画などで見たような、キャバレーを思わせる内装は、ラスベガスと全く変わりません。
←こちらは昨年9月に行ったラスベガスのペッパーミル・レストラン
やはり何らかの関係はある(またはあった)のでしょう。ラスベガスのペッパーミルも、昔はカジノがあったように思われるような話をどこかで見たような気もします。
さて、カフェに来たら、例によってS&Eを注文しなければなりません。
COFFEE SHOP |
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ステーキは、小さく見えるが、厚みは充分ある。ただ、脂肪が少ないいかにもアメリカのステーキで、脂身が好きなワタシには少し物足りない。ただ、肉自体は標準的においしい。 たまごは、黄身を覆う部分を破っても流れ出ない程度に焼かれており、これはワタシが好む固さであり、たいへん良い。イージーで注文するようになってから、初めての経験と言っていいかもしれない。 しかし、ジャガイモは少し焼き過ぎで、ナイフで切ろうとすると、内側の柔らかい部分と表面の固い部分が地すべりのようにずれて、全体が崩れる。 トーストのバターは充分塗られているが、これも少し焼きすぎだ。 気が付く点が無いわけではないが、トータルでは平均点を越えるものだとは思う。ただ、リノと言うと、ワタシの感覚では、ラスベガスのダウンタウンかそれより少し上等な程度なのかと思っていたのに、昨今のラスベガスのストリップ沿いとあまり変わらない、お高い値段設定だったので、総合評価の星もひとつ減らしておく事にする。 |
■リノのボウリング場
リノは、「ナショナル・ボウリング・スタジアム」を擁するほど、ボウリングが盛んな土地である・・・ と思っていたのですが、必ずしもそういうわけではないみたいです。とは言え、ダウンタウンから世界遺産に向かう道の途中には独立したボウリング場があり、また、リノ・ヒルトンにもボウリング場が併設されていました。
もう一軒、ボウリング関連メーカーであるAMFという会社がやっているボウリング場も、ダウンタウンの近くにあると言うことです。リノは、カーソンシティの博物館に行くために、いつかもう一度来なくてはならないところですので、その時はボールを持ってくる事にしようかと、酔狂な考えが頭をよぎります。
なお、路面店の方には、ビデオポーカーが設置されており、覗いてみたところ、「NEVADA BONUS」という、ワタシは今まで見た事が無いようなゲームでした。
どうも、ボーナスをエースに集中させたもののようです。しかし、ツーペアが1倍なのに、エース以外のクワッズがJBと同じと言うのは、いかにエースのトリップスが6倍とは言え、ちょっと厳しそうです。
この後は、翌日早朝にレンタカーを返却する予行演習として、空港までの道筋を確認するドライブをしたり、リノのその他のカジノ、「サンズ・リージェンシー」や「カル・ネヴァ」などを巡って記念のプレイヤーズカードを作ったりして、夜まで過ごしました。もう夕暮れも押し迫った頃、道の途中のマーケットプレイスの敷地に設置された簡易遊園地が稼動しており、大勢の家族連れが楽しんでいました。
■最後の最後
最後の晩は、例によって眠らずにゲームをしました。でも、クラップスやればポイントは出ず、VPやっても凡打の連続です。昨日までは、お金がやや増えているくらいだったのですが、この一晩でずいぶんやけどしてしまいました。一度だけ、$1のDBでQのクワッズが出ましたが、見るべきところといえばそのくらいのものです。あまり思い出したくありません。
でも、画像が無いと寂しいので、一応、ツイていなかった証明の一つ二つくらいは出しておきましょう。
これが一晩かかってたった一回出現してくれたクワッズ様です。これまでAのトリップスが3回も配られてきて、結局発展しなかったと言うのに、ボーナスに縁の無いQだと、タダのペアからあっさり発展してくれてしまいました。
もう一つ、JB9/6の50プレイで、ツーペアがディールされましたので、当然これを押さえてドローするのですが、ただの一つもフルハウスに発展しません。このような結果の出現率は、およそ1.17%です。そんなにありえないことでは無いとは言え、ついてない今夜を象徴しているような気がして実に不愉快であります。
しかし、これだけゲームをすれば、出発前のカフェの朝食は全部コンプでいけました。まあ、このぐらいのことはないとね。
ハムステーキ&エッグスからトーストを抜いてもらい、代わりにパンケーキのショートスタック(2枚)を別に注文いたしました。ハムステーキはおいしいものの、真ん中に骨が入っているタイプのものではなかったのは、やはり今夜のワタシがついていない証拠かもしれません。
この後、ホテルを後にして、空港までレンタカーで向かい、途中、給油をしてからレンタカーを返却しました。昨日、車の返却場所までの道筋を確認しておいて良かったです。
更についていないと言えば、リノを出発し、サンフランシスコに到着したのは朝8時前でした。RCCが開くのが8時からと言うので、周囲をふらふらしながら待っていたのですが、実際に開いたのは8時15分くらいでした。
成田に向かう機内は、前日の努力のおかげで、殆ど眠ってすごす事ができましたが、着陸前に配られた機内食が、今まで食べたどの機内食よりもうまくないものでした。ワタシは、どんなにうまくないと思っても、残さず食べる主義でいたつもりでしたが、今回ばかりは食べられませんでした。照り焼きチキンと豆ごはんだったのですが、このごはんが、とにかくごはんとは思えない味、匂いで、ひどく閉口しました。隣席の初老の夫婦も同様に感じたらしく、トレイの回収に来た乗務員になにやら苦情を述べていたようです。その苦情を聞いた後にワタシのトレイを回収した乗務員は、やはり同じようにごはんが殆ど手つかず残されているのに気づき、しばし何か考えているかのような表情でそのごはんをみつめていました。
事ほど左様に不運な最期ではありましたが、しかし、それを補って余りある成果を得た旅行ではあったので、それだけで全て良しとしたいと思います。
(06.07.29) (06.08.01写真大量に追加)
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